2023/12/18
ペット業界のIT化、これほど普及の進まない業界も珍しいのではないかと思います。
オーナーの佐々木は、もともと前職ではITを利用した仕事をしており、理系人間でITは身近にある当たり前のツールでした。
最近はデジタルネイティブと呼ばれる世代がどんどん社会に出てきており、IT化のハードルは低くなっており、デルタでも積極的にIT化を進めています。
IT化の目的
IT化には主に以下の目的があります
- 業務の効率化
- サービス品質の向上
- 環境への取り組み
詳しく説明していきます。
1.業務の効率化
ITを導入することにより業務効率が上がります。
例えばデルタでは紙の書類はほぼ利用しておりません。
カルテは電子カルテをiPadで閲覧。記入書き込みもiPadで済ませます。
予約表もクラウドストレージに保存しておくことで、iPadさえあればどこからでも書き込みができます。
いままでは「今?予約表どこにあるの~?」と探し回ることがありましたが、各部屋にiPadを置くことで、その手間がなくなっています。
また、タイムカードも端末でデジタル化、残業や有給などの申請も自身の端末から可能です。いちいちオーナーを探したり、メモを残す必要もありません。
これらの効率化の一番の目的はワンちゃんとの時間を多くとれるようにすることです。
仕事ではどうしても、事務作業や伝達作業が発生します。
8時間の業務の中で、2-3時間はこれらの作業に割り当てられるのが普通ではないでしょうか?
これを1時間短くできれば、ワンちゃんに対していろいろな手間をかけてあげられます。
サロンではいきなり施術に入るのでなく、少し遊んでから実施したり、間に休憩をはさんだりして、ワンちゃんのストレスを下げることができます。
ホテルでは、遊ぶ時間を増やしてあげたり、お手入れをしてあげたりすることができます。
2.サービス品質の向上
最近は誰もがスマホを持っており、日常で写真や動画のやり取りをして、情報収集はもっぱらインターネットです。
このツールを使わない選択肢は考えられません。
当社ではお客様にはLINEを用いてお預かり中の写真や動画をお送りしています。
ワンちゃんたちは、自分たちの体験を飼い主様に話すことができません。
飼い主様も「自分の子はお店で嫌な思いをしていないかな」と心配されています。
この不安を解消するためにもIT、デジタル技術は大いに活用できます。
LINE以外にも、SNSでの配信や、クレジットや電子決済サービスをとりいれるなど、飼い主様の利用しやすさに応えるサービスを行っています。
3.環境への取り組み
地球温暖化や原子炉停止によるエネルギー問題は、いまや日本だけでなく世界的な課題です。
これは大企業だけでなく、すべての会社や個人個人が取り組みをすることが必須です。
デジタル化は、環境問題への効果的な取り組みだと考えます。
前述した、紙の削減は木材伐採の減少や、廃棄に際するエネルギー削減を実現します。
また、実物の写真などでなく、データで写真を送ることにより、それらの原材料、製造、輸送などにかかるコストが削減できます。
以前はデルタでもプリンターで毎日のように使っていましたが、今では1週間に1回使うか使わないかになっています。