2023/01/20
こんにちは。
ペットホテル&サロン デルタの佐々木です。
仕事場とは人生の大部分の時間を過ごす場所でもあり、その職場に合うか合わないかはとても重要です。
デルタとしても自分たちと想いが同じで、仕事を通して成長できるような方と一緒に働きたいと思っています。
デルタの社是「お客様」「私たち」「ペット」「社会」が幸せになるサービス
デルタでは、デルタに関わる全ての人が幸せになるサービスを提供することが大事だと考えています。
ビジネスにおいてお客様のことを考えることは大切です。
また、自分たちのことを考えることも、継続的なサービス提供のためには必要です。
しかしながら、犬のことを考えることは意外と難しい場合があります。
犬に優しく、ストレスなく、という環境整備は時間、コストがかかり、技術や経験も必要です。
多くの企業は、とりあえず売り上げを重視して、犬のストレスは二の次というパターンが多いです。
私たちは、ペットのことを考えつつ、自分たちも幸せになり、そしてペットを一番に考えている飼い主様に喜んでもらえるようなサービスの実現を目指しております。
「犬のことを考えられる」とは?
「犬に優しいトリミング」「犬のことを考えたトリミング」は正直なところいろいろな店舗で決まり文句のように言われています。
これはでもよく考えると当たり前で、この業種に携わるものであれば、たいてい犬のことは考えていますし、可能な範囲で優しくしたいと思っているはずです。
では私たちが言っている「犬のことを考える」とはどういうことか、具体例を交えて説明していきます。
まず、私たちは全てのサービスを通して、アニマルウェルフェア(動物福祉)の「5つの領域」に基づいた扱いをワンちゃんたちにしています。
良好な栄養
快適な環境
良好な健康とフィットネス
積極的な行動(探索・交流・遊びなど)
良い精神状態
例えば、
「快適な環境」を実現のため、デルタではまずトリミング前後の待ち時間にケージに入れることはありません(というかケージがない)。待ち時間にもワンちゃんが自由な行動をとれるように、ホテルの子たちと一緒に遊んでもらいます。
「良好な健康とフィットネス」まずデルタでは体調不良の子は基本的に日時の変更をお願いしています。これは体調の悪いワンちゃんがシャンプーなどで病状を悪化させないようにするため、何かの感染症の可能性を考えて他の子に移さないようにすることを目的としています。ちょっとした不良だと売上のことを考えると受けてしまいたい気持ちにもなりますが、ワンちゃんのためを考えてお客様にお願いします。
他にも高齢犬は万が一のことを考えて、動物病院が開いている時間にお願いしたり、大型犬は長時間のブローにならないように二人で行うなどのルールを設けています。
もちろん施術中の健康チェックも念入りに行います。
「よい精神状態」を維持するために、ブローやシャワーなど、怖がる作業がある場合は、ドライヤーの風量を弱めたり、かけ湯でしたりとの工夫も必要です。また少しでも作業がよいイメージになるように、おやつを使いながら施術を行ったりします。
今はまだ実現できていませんが、今後はドッグトレーナーさんをタッグを組んだトリミングトレーニングを計画もしています。
以上がデルタでの「犬のことを考えた」トリミングです。
やりたいこと、理想となるトリマー像があるかた
次に雇用環境の話をします。
デルタのオーナー(私)はもともとサラリーマンとしてメーカーに勤めていました。
そのためオーナーからトップダウンでトリミングのやり方に指示が入る場合はめったにありません。
上記のトリミングの内容などは、理念に共有してくれたスタッフたちが考えてくれたもので、今もどんどん改善しています。
また、私は教育は自分で、経験を会社で提供することが本来の働き方だと考えています。
トリミングついての知識や理論的な部分というのは個々で勉強してもらいます。
では会社として社員の成長のためにどういたことができるかといえば、それは「環境を提供する」ことです。
例えば、前述したトリミングトレーニング興味あるトリマーさんがいたら、トレーナーさんと引き合わせて、トリミングトレーニングのサービスを始めたりと、そのスタッフの要望に合わせた機会を与えます。
こういった経験は個人で得ることは難しいので、会社の義務だと考えています。
逆に言うと、言われたことをやるだけ、成長したい方向性が曖昧で漠然としているトリマーさんにとっては働きずらい職場かもしれません。
自分のやりたいことがはっきりしており、こうなりたいという理想がある方にはとても働きやすい職場だと思います。