2020/01/30
こんにちは。川崎市幸区のペットホテル &ペットサロン デルタのオーナー佐々木です。
最近は、愛犬を子供のように可愛がり、「ペットは家族」と考える飼い主様が増えてきました。
そんな家族を預かるペットホテル に24時間スタッフ在中サービスは必須だと私は考えています。
24時間スタッフ在中するペットホテル は、万が一の時に愛犬の「命を守ること」に繋がります。
万が一とは?
子育ても同じだと思いますが、日常生活には色々な危険は潜んでいます。
特に赤ちゃんなどは、「まさか」と思うものが危険となりえます。
タバコ、机の角、毛布など大人ならなんでもないものが、牙を向きます。
自分の身を自分で守れないという点では、ワンちゃんも同じです。
炎天下の中、車に放置されたら、、、、
部屋の中でもクーラーが止まってしまったら、、、
火事が発生したら、、、
人間の大人ならば、逃げれば良いだけの災害でも、ワンちゃんにとっては致命的です。
預けたペットホテル で火事が起こったら、、、?
クーラーが止まってしまったら、、、、?
自分の愛犬はきっとケージの中で助けを求めつつ苦しみながら死んでしまうかもしれません、、、
そんな想像を一度でもしてしまうと、夜に人がいなくなる施設に愛犬を預けたく無くなります。
少なくとも私はそうでしたし、だからこそ自分のお店では夜もスタッフがいるようにしようと考えました。
「24時間スタッフ在中」はあくまで保険
24時間スタッフ在中というサービスは保険のようなものだと考えています。
このサービスの主な目的は万が一に備えることで、「ああ、24時間スタッフ在中で良かったな」と思うような自体にならない方が良いと思います。
大抵のお泊まりでは「24時間スタッフ在中だけど特に変わりなかったね」が正しいです。
一方で、やはり夜もスタッフがいる分、通常のペットホテル よりも割高にはなります。
この差額は保険と一緒で、損することに意味があると考えるのが良いのかなと思います。
付随の効果「人がいないと寝れないワンちゃん」には良いかも
ワンちゃんの中には人が同じ空間にいないと寝れない子が一定数います。
飼い主様でなくても、誰か頼れる人が近くにいないと落ち着けないという子です。
こういった子には夜も同じ空間に人がいてくれる24時間スタッフ在中サービスは適しているかもしれません。
犬という種は、人間に特に愛着を持った個体が選択的に進化したと言われています。
人間への愛着は凄まじく、犬は、犬同士でいるよりも人と一緒にいることを好むという研究結果もあります。
同種以上に強い愛着を持つ動物というのは、犬ぐらいのようです。
ただ、この愛着はお泊まりやお留守番の際には、マイナスに働きます。
普段一緒にいる飼い主から離れるわけですから、強い不安を感じます。
デルタでも、一見平気そうに留守番している子も、飼い主様から話を聞くとやっぱり普段と違う行動をしていることがわかったりします。
代表的なのは、スタッフに対して身体的な接触を求める行動が増えることです。
抱っこを必要にせがむ、布団の中に入ろうとするなど、普段はしていない行動をお泊まり中にするのは、飼い主がいないストレスによるものだと考えられます(*1)。
他のところで断られた子がデルタでは全然平気だった
以前いらしたお客様で、シニアのワンちゃんで普段ずっと人の側で生活していた子がいらっしゃいました。
その子は、人が側にいないとずっと鳴いてしまい、寝もせずケージをずっと開けようと頑張ってしまい、下痢になってしまうような子でした。
他のホテルではこのような子を安全に預けることができず、とても困っていらっしゃいました。
ただ、うちでお預かりしたときは、全く問題なく良い子でした。
普段はシニアなので、寝ていることが多く、ご飯もしっかり食べてくれます。夜もスタッフの近くですやすや眠っておりました。
むしろずっと預かりやすい子でした。
この子だけでなく、他にも普通のペットホテル には預けられない、断られたという子が多くいらっしゃり、問題なくお泊まりをしていただけております。
うちの子は、ペットホテル に預けられないから、、、と諦められていた飼い主様もぜひ一度ご連絡をいただければと思います。
最後に
24時間スタッフ在中というサービスは、
①愛犬の万が一に備えたい飼い主様
②人と離れられない子の飼い主様
にオススメです。
*1.「イヌの博物図鑑」アダーム・ミクローシ、小林明則 訳
ペットホテル &サロン デルタ
送迎もやっています。川崎市、横浜市、東京一部地域までご対応しています(場所により料金がかかる場合があります)。→詳しくはこちら