【デルタコラム第30回】歯磨きできない飼い主様へ。簡単な歯科予防サプリ「プロバイオデンタル」の紹介 ペットホテル ペットサロン デルタ

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こんにちは。川崎市幸区にあるペットホテル&サロン デルタの佐々木です。

デルタではワンちゃんの歯のケアをお客様にお勧めしております。

ワンちゃんの高齢化に伴い、歯の問題は今後多くの飼い主様が直面するようになると思います。

歯の病気の予防は歯ブラシが一番ですが、それが難しいという飼い主様向けの商品を紹介させていただきます。

3歳以上のワンちゃんの8割は歯周病予備軍!?

ペット保険で有名なアニコムの調査によると、3歳以上のワンちゃんの8割近くが歯周病の予備軍だそうです

愛犬の口の中が

  • クサい
  • 歯茎が赤い
  • 歯が茶色い(黒い)

などの症状がある子は口の中にトラブルを抱えている可能性があります。

デルタでもお客様に愛犬の歯磨きを特に推奨していますが、これはワンちゃんの歯周病が人に比べてリスクが高いからです。

一番大きな理由はワンちゃんの歯の治療は基本的に全身麻酔だからです。

人であれば「静かにしててね」で済ませる治療も、犬は言葉を理解できないので麻酔をしなければなりません。

麻酔の副作用で死亡してしまう例とはとても低いとはいえ、それでも何度もすることは体の負担にもなるので、人間のように気軽に治療が行えないのが実情です。

 

命に関わる犬の歯周病

犬の歯の問題のほとんどは歯周病です。

人間の場合は虫歯が多いですが、犬は虫歯にほぼならない口腔環境をしています。

そのため、犬の歯のケア、と言ったとき、それは歯周病予防といえます。

歯周病は歯・口の問題と考えられがちですが、実はいろいろな病気を引き起こすことが分かっています。

人間でも同じなのですが、歯周病は狭心症や脳梗塞を引き起こす可能性があります

歯に関する病気の症例は「たにぐち動物病院」さんのHPで症例がたくさん掲載されています。(ちょっと生々しい画像もあります)

 

今後ワンちゃんの歯の問題はもっと深刻になる

ワンちゃんの歯のケアをデルタがお勧めしているもう一つの理由は、今後ワンちゃんの歯科の問題が今以上に出てくると予想しているからです

なぜかというと近年ワンちゃんも高齢化しており、以前なら10歳でよぼよぼだったのが、今は10歳でも元気いっぱいの子がたくさんいます。

これ自体はとても良いことなのですが、高齢化に伴い歯の重要性が増してきています。

人間と同じで永久歯が失われると元に戻ることはありません。

寿命が延びてくると永久歯が働かなければならない期間が増えるので、必然的に歯の問題が増えてきます。

しかも、前述したように犬の歯の治療は全身麻酔なので、もし高齢になって歯に問題が出ても麻酔のリスクが高くて治療をしたくてもできないケースが増えてきています。

また、人間なら最悪歯を失ったとしても、インプラントや入れ歯という選択肢が取れますが、そういった技術も今は犬に対してはない状況です。

つまりワンちゃんは歯を失ったら、もうそこまでなのです。

以前佐々木が言ったセミナーでは、高齢で歯周病がひどくなり、麻酔もできずそのまま放置するしかない、そして歯が痛いので食事もあまりとらなくなり、どんどん衰弱してしまったワンちゃんの症例が紹介されていました。。。見ているだけでとても悲しくなり、同じようなワンちゃんがいなくなること祈っております。

 

歯周病の原因は口の中の菌

歯周病は歯と歯茎の間の歯周ポケットに歯石できることが原因で発生します。

この歯石は細菌の塊で、放置していると歯茎に炎症が起こります。

もともと動物の口の中にはたくさんの細菌がいますが、食べ残しがあったり、食事のバランスが崩れるなどの原因から、歯垢になり、それを放っておくことで歯石ができます。

歯周病に対する最も効果的な予防法は細菌を刷掃すること、つまり歯磨きをすることです。

しかしながら、犬の歯磨きは、しつけやトレーニングが必要なもので、なかなか毎日の習慣にできない飼い主様も多いと感じます

 

口腔の菌環境を整えるプロバイオデンタル

毎日の歯ブラシが大変、現在練習中というお客様や、歯ブラシだけでなくもう少し追加で歯周病予防をしてみたいなというお客様にお勧めなのがプロバイオデンタルというサプリです。

この商品は口腔内の菌のバランス(フローラ)を良好なものにして、歯垢をつきづらくします。

前述したように、動物の口腔内には常在細菌がおり、彼らが体の維持に重要な役割を担っております。

しかしながら、何らかの影響で口腔内の菌バランスが崩れることで歯垢が付くようになります。

この辺は人間の腸内などと同じですね。

プロバイオデンタルは口腔内の菌バランスを整える効果があります

 

佐々木がプロバイオデンタルを勧める理由

このプロバイオデンタルをお勧めする理由は、実際に使って効果を実感したからです。

佐々木の愛犬のデルタが3歳くらいのとき、口臭が気になりはじめ、動物病院の先生に相談したところ、プロバイオデンタルを紹介してもらいました。

最初は半信半疑というか、まあ、試しにしばらく飲ませてみるかという気持ちであげたのですが、なんと、次の日には口臭が消えていました。

私だけでなく家族も口臭が消えていることを確認したので間違いではありません。

その後、基本的に毎日上げていましたが、たまに忘れたりすると、すぐに口臭がでてきます。

まさかここまで劇的な効果があるとは思わずびっくりしました。

デルタは現在7歳。口の中を見ると歯が綺麗とまでは言えませんが、前回の健康診断でも「歯石除去はまだ大丈夫だね」と先生にお墨付きをいただけました。

これまでプロバイオデンタルをご購入いただいたお客様の中には、効果を実感できなかった方もいるので、個体差はあると思いますが、少なくと自分の子の口臭が改善したという経験がプロバイオデンタルをお勧めする理由です。

 

粉?粒?どちらを選べばよい?おススメの使い方も

プロバイオデンタルをお勧めするもう一つの理由はその簡便さです。

歯磨きは、歯ブラシと水を用意して、愛犬を保定して、おやつをあげながら歯磨きをして、片づけをして、、、と毎日行うのは意外と大変です(笑)

でもプロバイオなら1日1回食べてもらうだけなのでラクちん。

大変でできなくなる、ということはないかと思います。

 

ちなみにプロバイオデンタルには粉タイプ粒タイプがあります。

(デルタは粒タイプを使っています)

粒タイプは錠剤を1つ取り出して、ご飯やおやつに混ぜてあげればよいだけなので、粉タイプよりも簡単です。

デメリットとしては、錠剤を食べない子がいることと、もし水に溶かして利用する場合は、溶けるまで時間がかかります。

錠剤を食べない子は粉タイプにしてみましょう。

袋の中にスプーンも入っているので、ご飯やおやつにひとさじかけてあげてみましょう。

ちなみに飲んでくれるのであれば、普段の飲み水にプロバイオデンタルを溶かしておきましょう。

水に溶かしてしばらくすると菌が活性化します。活性化した菌を歯に直接塗るのが最も効果の高いので、よりよいケアができます。

ただ、それで水をあまり飲まなくなると口の中が乾いて逆効果です。

粒タイプを食べるのであれば粒タイプ、食べない場合は粉タイプ、という選択方法が良いのではないかと思います。

粒タイプ 粉タイプ
メリット あげやすい

粒を飲まない子でも飲んでくれる

水に溶けやすい

デメリット

食べない子がいる

水に溶けにくい

あげにくい
こんな子にお勧め なんでも食べる子 粒を食べない子

 

デルタで購入する場合は、店頭か送迎時に

デルタでプロバイオデンタルを購入する方法は2種類あります。

①店頭で購入する

ホテルでもサロンでもご来店の際にスタッフにお申し付けください。

その場で商品をお渡しいたします。

②送迎時に配達してもらう

送迎を利用しており、店頭に来ないお客様は事前にスタッフにお申し付けくだされば、送迎時に商品をお持ちします。

 

通販は行っていないので、デルタで購入できない場合は、動物病院などでお求めください。

 

料金

粒タイプお試し8粒:440円

粒タイプ60粒:3,300円

粉タイプ9.8g(約40回分):2,050円

1日あたりは50円程度なので、個人的にはそこまで高くはないかぁと考えています。

 

さいごに、、、歯石除去は麻酔か無麻酔か

最後に歯に関する相談で多い「歯石除去は麻酔がよいか無麻酔がよいか」の問いにデルタの考えを書いておきます。

まず前提として、歯石除去は獣医師の先生にやってもらってください

たまに、民間の資格を持った人が歯石除去を行っているケースがありますが、獣医師でない人は歯周ポケットの処置を行えません(行うと獣医師法違反)。

なのでそういった方たちが行う歯石除去は見た目はきれいになるのですが、歯周病予防で重要な歯周ポケットはきれいになっておらず、歯周病予防という観点ではほとんど意味がありません。

また、歯石除去は技術を必要とするもので、失敗するとケガをしたり、後処理が不十分だと歯石が付きやすくなってしまったります。

必ず専門の資格を持っている獣医師の先生にお願いしましょう。

 

次に麻酔を使ってやった方が良いのか、無麻酔が良いのかということですが、デルタでは麻酔ありの歯石除去をお勧めしております

ワンちゃんは歯石除去の意味を理解できません。

なので麻酔を使わずに歯石除去を行う場合、しっかり保定をしなければなりません。

口の中を怪我させるわけにはいかないですからね。

そしてそれはワンちゃんにとって口の中をいじられることはとても不快なので、暴れる場合があります。

そうすると暴れるワンちゃんを無理やり押さえつけて行うことになり、終わった後には先生もワンちゃんもぐったりというときも、、、

無麻酔の歯石除去を行っている病院に勤めているスタッフと話したことがありますが、その人は「絶対麻酔がよい」とおっしゃっていました。

無麻酔を選択されるメリットは麻酔のリスクを抑えることだと思いますが、そこまで無理に保定をして歯石除去を行うと、作業や先生にも悪い印象を持ってしまいます。

これらの理由から無麻酔の歯石除去はメリットよりもデメリットの方が大きいと考えています。


ペットホテル &サロン デルタ

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