2022/01/13
こんにちは!川崎市幸区小倉のペットホテル&サロン デルタの佐々木です。
今日はペットホテルに愛犬の預かりを断られた、また断られないようにするための方法について書かせて頂きます。
ペットホテルに断られた!
お客様の中には「他のペットホテルで断られた」と言ってご来店するお客様がいらっしゃいます。
私たちもペットホテルでワンちゃんを預かりますが、色々な理由で残念ながらお預かりをお断りする場合がございます。
あなたは愛犬が生を全うするまで、一度もペットホテルに預けない自信がありますか?
旅行などは我慢すればよいでしょうが、冠婚葬祭、急な出張、自身(や身内)の入院など、人生で不測の事態はつきものです。
家族や友達など預けられる先が複数ある場合は大丈夫かもしれませんが、そうでない場合は安心して預けられるペットホテルを確保しておきましょう。
ペットホテルに断られる理由とは
ペットホテルに断れる理由はいくつかあります。
これはうちの子に当てはまるかも、、、と感じたかたは、すぐにでもペットホテル探しを検討しましょう。
①飼い主様大好き!離れるなんて考えられない。
ご家庭が多いと、ワンちゃんが人と24時間365日人と一緒にいるという方がいらっしゃいます。
これはワンちゃんにとっては大好きな飼い主様達とずっといられることは幸せな事には間違いないのですが、不測の事態でペットホテルに預けなければならないときは大変です。
入り口の方に向かってずっと動かない、不安からご飯を食べない、夜中に吠え続けてしまう、、、など
こういった状況はワンちゃんにとってものすごいストレスです。
酷い場合は下痢になったり、吐いてしまったり、、、
ペットホテルはワンちゃんを安全にお預かりすることが大前提ですのでこういった状況の場合は、ワンちゃんの健康を考えてお断りするしかなくなります。
②極度の怖がりさん
お散歩では人や犬が怖くて震えてしまい一歩も歩けない、宅配便の人が来ただけで恐怖から吠えまくってしまう。
このように警戒心が高く、極度の怖がりさんはペットホテルという知らない空間、人に囲まれて常に緊張した状態になり、ストレスから下痢になったりする場合があります。
こういった子もやはりワンちゃんの健康の保証ができないのでお断りせざる負えません。
③知らない人に慣れておらず攻撃的になってしまう?
ワンちゃんの中には社会化が不足しており、極度に他人に(酷いときは飼い主様にも)攻撃的になってしまうことがあります。
ハーネスをつけようとすると噛まれる、そばを通っただけで唸る、ご飯のお皿を守る。
スタッフがケガをする可能性がある子も預かりできないのでお断りされてしまいます。
④ケージやクレートに入っていられない
自宅ではいつもフリーで過ごしており、ケージやクレートに入ったことがない、というワンちゃんもいらっしゃいます。
デルタはフリーのお預かりをしておりますが、それでも夜はケージやクレートに入ってもらいます。
宿直がいるとは言え、人も寝ているとワンちゃんをしっかり見ることはできないので、安全面を考えるとケージやクレートに入ってもらうべきだと考えています。
ケージやクレートに入るとずっと吠え続けてしまう、柵を噛んでしまう、といった子も体調を崩したり、ケガをする可能性があるので、お断りする場合があります。
⑤ワンちゃんや人が大好き!
意外と思われるかもしれませんが、人や犬が大好き!というワンちゃんもお断りする場合がございます。
これはフリータイプのペットホテルやワンちゃん同士の距離が近いケージタイプのホテルで起こる問題ですが、人や犬が大好きすぎると、彼らの気配がしただけで極度に興奮して、吠えたり、走り続けてしまったりする場合がございます。
自宅では飼い主様二人だけで刺激が少ないので落ち着いていられますが、人の出入りが多かったり、犬の気配が近くにいるだけで興奮する場合は、お泊りの間に常に興奮してしまい、体調を崩す場合があり、お断りせざる負えない場合がございます。
さいごに
ここまで書いていて気付いた方もいるかもしれませんが、私たちがワンちゃんをお断りする場合というのは、ワンちゃんの健康が損なわれる場合がほとんどです。
例えば、おしっこを失敗する、ワンちゃんと仲良くできない、などはマナーウェアをつけたり、他の子と別スペースでお預かりをすればよいだけですので、そういった理由でお断りすることはめったにありません。
そうはいわれても預けなきゃいけないときもあるよね、と考えている方はぜひ以下の内容を参考にしてみてください。
①②の対策:お試しお預かりを利用しよう!
飼い主様の依存度が高かったり、警戒心の高いワンちゃんはお試しお預かりの利用をご推奨しています。
知らない場所にいきなり預けられるよりも、見知ったところにお泊りする方がストレスが少ないことは容易に想像できますね。
デルタでもやはり定期的に来ている子は、ご飯もよく食べてくれますし、夜に起きてしまうということもありません。
お預かりに慣れるまでのお時間というのはワンちゃんによりますが、早ければ1,2回で、時間がかかる子は10回以上お預かりが必要な場合もあります。
間隔としては週に1回を数時間から初めて徐々に長くしていくことをお勧めさせて頂いています。
③④⑤の対策:しつけ相談
攻撃性のある子のお預かりが難しいこともわかって頂けるかと思います。
前述したように私たちとしてもケガするわけにはいきません。ケガをして病院に行ったり、お休みしなければならなくなると、他の子のお預かりができなくなってしまいます。
攻撃性に関しては軽度のものであればワンちゃんに慣れたホテルでならお預かりが可能です。
デルタでは日頃からトレーニングに関する勉強をしているため、他のホテルで噛むから断られた、という子のお預かりも可能です。
ハーネスをつけようとすると口が出る、抱っこしようとすると噛むなどの軽度の?攻撃性でしたらお受けは可能ですが、恐怖心から全く触れないなど必要なお世話ができない場合は、プロのトレーナーさんに相談して、問題が解決してからのお預かりとさせていただいております。
ケージやクレートは、災害時のことを考えてもぜひ入れるようにしておいて欲しいと思います(ワンちゃんと一緒に入れる避難所はわずかです)。
これはクレートトレーニングを行うことで解決できますので同じくトレーニングの受講をお願いしております。
ワンちゃんや人が大好きすぎて興奮してしまう子に関してもトレーニングで解決が可能です。
落ち着く練習などをトレーナーさんから教わり、その上でご来店をお願いしております。
ペットホテル未経験のお客様は早いうちに見学に
普段の生活では何も問題ないワンちゃんでも知らない場所で知らない人たちに囲まれることでいつもと違う環境で違う行動を行います。
知らない人にはとびついてしまう
ホテルでは夜に遠吠えしてしまう
飼い主様がいないと不安で歩きまわってしまう
自分の愛犬が自分のいないところでどんな様子なのか知りたくありませんか?
どうせなら他人にも仲良くできる、愛される子になるためにも一度お預けすることは良い経験になると思っております。