ペットホテルで愛犬が体調を崩す!どうすればよい? ペットホテル ペットサロン デルタ

元気のない犬のイメージ

こんにちは!川崎市幸区のペットホテル&サロン デルタのオーナー佐々木です。

ペットホテルにお泊りのワンちゃんの中には、下痢をしたり、元気がなくなったりと体調を崩してしまう子が少なくない数いらっしゃいます

デルタは24時間スタッフ在中のため、一般的なペットホテルと比べて割合は少ないですが、それでも不調になる子がたまにいます。

なぜペットホテルに泊まると、ワンちゃんは体調を崩してしまうのか、そして健康に過ごしてもらうににはどうすればよいかを解説します。

ペットホテルに預けなければならないときは急にやってきます。いつでも愛犬が安心して過ごせる環境を準備してあげたいですね。

 

環境変化に弱いワンちゃん

ワンちゃんたちは環境変化に弱い動物です。

以前のブログでも書きましたが(デルタコラム第21回)、ワンちゃんはペットホテルに泊まる意味を理解できません

人の子供で想像してみてください。


ある日、両親が夜に旅行鞄を出して服などを詰め始めます。

いつもは見られない行動です。

何だろうと思いつつ、その日はそのまま就寝。

次の日、朝起きたら、これまた説明なく、両親は自分を車に自分を載せてお出かけします。

到着したところは、知らない大人や自分と同じぐらいの子供がたくさんいる施設。

彼らは何も言わず自分をその知らない人に預けてどこかに行ってしまします、、、

彼は一人だけの部屋に入れられ、誰もいなくなります。

ご飯は出てきて、たまに外に出してくれますが、この異常な日々がいつまで続くかはわかりません、、、、


この子供がどれだけ恐怖にかられるかは想像に難くないと思います。

初めてペットホテルに預けられるワンちゃんは、こういった想いをしなければならないのです。

体調を崩すのも当然と言えましょう。

私は少なくとも自分の子がそういった不安を感じてほしくないと考えています。

 

ペットホテルで感じるストレスの対処法

一番大事なお試しお預かり

ワンちゃんがペットホテルで快適に過ごしてもらうために何より大事なことは、事前の練習です。

ペットホテルに初めて来たワンちゃんは強いストレスを感じます。

ただ、それが短時間であれば、体調の変化が現れる前に安心できる我が家に帰ることができます。

また、ホテル側もお試しお預かりの子に関しては、その間にお店を好きになってもらおうと手厚い対応を行うはずです

その子にもよりますが、最初は1時間くらいから長くても3時間程度から初めて、「ここに置いて行かれても迎えに来てくれる」「この場所は楽しい!」ということを学習してもらいましょう。

その子によっては複数回のお預けをした方がよいときもあります。

お預けの頻度や時間は、ホテルのスタッフさんと相談して決めましょう。

また、もしそのホテルがご近所でしたら、お散歩のついでに遊びに寄る、というのもありかもしれません。

親切なお店さんなら、そこでかわいがってくれたり、おやつをくれたりするはずです(デルタもやっています)。

日頃から信頼貯金をためておきましょう!

 

普段からお留守番に慣れよう

人が一緒にいないと不安になるワンちゃんがいらっしゃいます。

普段から常に飼い主様と一緒にいる、慣れない環境に強いストレスを感じるような子です。

こういった子に関しては正直なところデルタのようなスタッフ常駐型のホテルでも完全にストレスフリーでお預かりをすることは難しくなります

少頭数でのお預かりを実施しているペットホテルでも、1頭にかかりきりになることはできません

また、夜は宿直はいるもののスタッフは寝てしまうので、ケージや一人のスペースで過ごしてもらわざる負えないでしょう。

完全に一人でなくても、せめて「ケージなどでひとりでいること」に慣れていないと、まったくホテルに泊まれなくなってしまいます。

なるべく一緒にいたい、一人にさせるのが心配という飼い主様の気持ちも痛いほどわかるのですが、やはりお留守番の経験は意図してでもしていた方がよいでしょう。

冠婚葬祭や急な入院など、人生には避けらないトラブルがつきものです。そういった万が一のことも考えた練習をお勧めさせて頂きます。

ただ、この留守番練習は下手に行うと逆に人への依存が悪くなる可能性があるので、もし留守番練習を行うのであればプロのトレーナーさんへ相談することをお勧めします。

 

犬嫌いの子はケージタイプまたはペットシッターという選択肢も

フリースペースのペットホテルは、ケージに入りっぱなしでなく、人と一緒に入れるため、多くのワンちゃんにとってはストレスフリーむしろ楽しいお泊りになります。

ただ、ワンちゃんの中にはフリーであることが逆にストレスになる場合もあります

ワンちゃんが極端に苦手な子などです。

フリーでのお預かりと言っても、たいていはその子の性格ごとにスペースを区切ってある場合がほとんどです。

しかし、極端にワンちゃんが嫌いな子は、別のスペースや鳴き声がしただけでブルブルしてしまうことも、、、

そういった子に関しては、4方が壁に囲まれたケージタイプのペットホテルの方が安心できる場合もあります。

理想は事前にトレーニングやお試しお預かりで慣れておくことですが、高齢などでどうしてもトレーニングが間に合わない場合は、ペットシッターなどの手段もあります。

一人でいる時間は長くなってしまいますが、安心した自宅で過ごす方が、良い子もいらっしゃいます。

 

知らない人からご飯を貰ったり、外でもご飯を食べれるようにしよう

ワンちゃんの中には、ペットホテルでご飯を食べなかったり、水を飲まなくなってしまう子がいます。

極度の緊張や、知らない人に出されたものを警戒して食べないケースです。

こういった子は、普段のお散歩などで、お友達の飼い主様からおやつを貰う習慣をつけてもらっています。

散歩友達などに「よかったらこのおやつをあげてくれませんか?」とおやつを渡して、自分の子に、その飼い主様の手からおやつを食べてもらいます。

そうすることで、知らない人からなにかももらうことの抵抗感を下げておくのです。

お店によっては、お散歩のときなどに寄ってくれたさいにはおやつをあげるサービスを無料で行っている場合もあるので、ぜひ相談してみましょう。

こういった「信頼貯金」を貯めておくくことで、お泊りの際のストレスを軽減します。

参考:ご飯を食べてくれない子の対処法

 

番外:お店の選定方法について

どんなにしっかりと自分で準備をしてもお店側の管理が適切でないと練習の意味がないですね。

ざっくりと以下の項目を確認してみましょう。

 

①内部を見学させてくれるか

預ける前に泊まるところを見学してみることをお勧めします。

事務所などは別として、ワンちゃんが生活する部屋(寝る場所など)で見せてくれないスペースがあるお店は避けた方がよいでしょう。

②スタッフは親切か

当たり前ですが、預けた愛犬のお世話をするのはそのお店のスタッフです。

彼らが犬について真剣で愛情を持っているか、お客様の質問を丁寧に応えてくれるかなどは大事です。

スタッフ自身も自分のお店のサービスに自信を持っていないと、自身がなさそうに見えると思います。

③預かり時の様子を教えてくれるか

お試しお預かりのときに「どんな様子でしたか?」と聞いておくとよいでしょう。

1頭1頭をしっかり見てくれているホテルであればあるほど、細かく様子を教えてくれるはずです。

「自分は見ていないので」とか、「いい子でしたよ」みたいにざっくりしたことしか言われなかったら注意が必要です。

 

デルタでのペットホテルのお泊り練習

デルタではお泊り前の見学またはお預かりを必須とさせていただいています。

これは私たちのホテルに来る子が、ストレスを感じて欲しくないためです。

〇見学(無料)

飼い主様とワンちゃんが一緒に来ていただき、1時間ほどカウンセリングを行います。

目的は、カウンセリングによりワンちゃんの好きなものや、クセ、特徴をしっかり把握して、本番に備えること。

また、飼い主様とスタッフが楽しくおしゃべりをしていると「あ、お母さんたちも楽しそうだし、ここは楽しんでよいところなんだ!」と安心してくれます。

もちろんそういった話をしつつ、スタッフがワンちゃんと遊んだり、おやつを食べてもらったりすることで、お店とそのスタッフによいイメージを持ってもらいます。

〇お試しお預かり(任意)

次に見学でのご様子をみつつ、お泊りまでの練習計画を立てさせていただきます。

これはワンちゃんによってまちまちで、怖がりの子は短時間から何度もお願いする場合がありますし、見学のときに遊んでいる子は、そのままお泊りでもよいですよ、と伝えたり、その子に合わせたお試しをお預かりをしていきます

ここまでくると、ワンちゃんも「ここは楽しい!たまにお母さんたちに置いて行かれるけど、迎えには来てくれるし安心!」となってくれます。

 

そのほかにもワンちゃんのストレスを減らすために以下のサービスでペットホテルを運営しています。

〇スタッフ24時間在中

スタッフが常にお店におり、日中はワンちゃんと遊び、夜中も宿直のスタッフがおります。

通常のホテルだと人がおらずに鳴き続けて体調を崩してしまう子や、ケージを噛んでしまいケガをしてしまうワンちゃんなど、人との交流が大好きなワンちゃんにご利用していただいております。

 

〇日中フリースペースでのお預かり

お散歩は1日2回15分に加え、日中はフリースペースでワンちゃんスタッフが遊んでいます。

日中遊んでいるから夜中はぐっすり良い子で心地よく眠ってくれます。

当店では夜中に吠え続ける子がいることはめったにありません。

ペットホテルのお客様_みるくちゃん

 

〇1日2回の詳細な報告

当店のLINE公式アカウントに友達登録をしてくれると、ホテル宿泊中は1日2回動画・写真つきで愛犬の様子をご報告します。

これはとても喜ばれるお客様が多く、ほぼリアルタイムで写真や動画を見せてもらえると、安心して自分の予定に集中できると言ってくださっています。

当店では、おしっこやうんちの回数はもちろん、スタッフ間での情報共有もかねて、預かりのワンちゃんのご様子を細かく記録します。

 

〇少頭数の預かりで手厚い対応

当店は最大でも7頭程度の少頭数のお預かりを実施しています。

そのため、ご飯のあげ方やベッドやおもちゃの持ち込みなども可能で、手厚い対応が可能です。

ご飯をふやかして欲しい、回答して上げて欲しい、トッピングをつけて欲しいなど細かな対応を可能です。

 

これまでに他のペットホテルでお断りされた、ペットホテルに預けると体調を崩してしまうので、旅行などをあきらめていたという飼い主様はぜひ一度当店にご連絡ください。

 

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