2019/11/16
こんにちは。ペットホテル&トリミングサロン デルタのオーナー佐々木です。
コラムの3回目にして自己紹介をしました。
私は、川崎市幸区でペットホテル&サロンのオーナーとして働いております。
ワンちゃんに関することであれば、なんでも興味がありますが、特に興味を持っているのが食事です。
ワンちゃんの食事と人間の食事の大きな違いの一つは、ワンちゃんは自分で食べたいものを選べないということです。人間なら食べ物に関する問題(肥満、栄養失調など)は大抵自分の責任ですが、ワンちゃんに関しては100%飼い主の責任です。
しかしながら、世の中にはたくさんの種類のフードやおやつがあり、当時の私はどれを選べば良いかわかりませんでした。
自分で正しい知識を身につけ、良いフードを選んであげたいという想いから、「ペット栄養管理士」を取得しました。
この資格を取得するために1年かけて、大学に通い(断続的ですが)、それを経て試験を受け、合格しました。
前置きが長くなりましたが、何が言いたかったというと、執筆者がそれなりの知識を持っているということを示したかったのです。コラムでも食に関するテーマは頻繁に取り上げることになると思います。
嫌われすぎじゃないか?添加物
ドッグフードに関して特に気になっていたことに添加物があります。
多くの人と話していると、どうも添加物を悪者扱いしている言動をよく聞きます。
「添加物が入っているから駄目」「この病気は添加物のせいではないか」、、、
人間の食事でも「無添加」がキャッチコピーの商品をたくさん見かけることからも、「添加物=体によくないもの」というイメージが一般にも浸透していると感じています。
確かに、添加物が原因で問題が発生したり、添加物が原因となるアレルギーがないわけではありません。
ただ、添加物にはデメリットがあると同時にメリットもあります(だからこそメーカーが添加物をわざわざ使っている)。
添加物の悪い面だけを取り上げて、添加物=悪いもの、と判断している人が多いと感じます。
添加物と無添加のメリット・デメリット
添加物はたくさんのメリット(腐敗の防止、栄養の付加etc)があります。
添加物を使っていることによるメリット・デメリットがあるように、無添加の食品のデメリットがあることを知っておいたほうが良いと考えています。
私の印象になってしまいますが、サルモネラ菌が発見されるなどで自主回収が発生した製品は無添加のものが多いと感じています。
無添加食品は酸化防止剤や調整剤などが使用されていないため、管理をしっかりしないと菌が繁殖したり、腐りやすくなります。
製造段階では問題がなくても、自宅でも正しい保管をしないとすぐに腐り、カビが生えたりもします。
当然酸化したフードというのは、体に良いものではありません。
大事なことは添加物あり・なしでそれぞれメリット・デメリットがあり、各ご家庭の事情や、ワンちゃんの状態から、その子に適切なものを選ぶことが大事ということです。
周りの言葉を鵜呑みにして問題が起こっても、誰も責任を取ってくれません。
自分で正しい知識を身につけて愛犬のために良いフードを選んであげましょう。
2020.3.14「ドッグフードの選び方」セミナーもよろしくお願いします。
ペットホテル &サロン デルタ