2020/04/17
こんにちは。川崎市幸区のペットホテル&ペットサロン デルタのオーナー佐々木です。
新型コロナウイルスによる、緊急事態宣言、外出自粛要請など私たち飼い主の生活環境が大きく変わっています。
今は先の見えない状況で耐えなければならず、とてもつらい状況だと思います。
しかし、いつかは日常の生活が戻ってきます。そう信じています。
コロナによる環境の変化によりワンちゃんもストレスを受けています。
コロナによる環境の変化も「変化」であり、また、この混乱が収まって日常に戻る過程も「変化」です。
Afterコロナに至る「変化」が訪れたとき、愛犬が受けるストレスを少しでも提言する方法を提案させて頂きます。
(本記事は新型コロナによる緊急事態宣言が発令されている2020年4月17日に書かれたものです)
新型コロナによる社会の変化
新型コロナによる社会の大きな変化は2つあります、それは
「人との接触の削減」
「行動の制限」
です。
幸い現時点では、犬にはこのウイルスが写る可能性は低いと考えらており、上記の宣言はあくまで人間を対象にしたものです。
しかし、もちろん人間社会で生活しているワンちゃんにとって、前述した変化は避けられないものです。
旅行はできず、ドッグランやドッグカフェも閉鎖しているところが多いでしょう。
刺激は少なく単調な生活になりがちです。
また、飼い主も在宅ワークになり長時間家にいるようになり、最初は嬉しかったけどだんだんと休めなくなる。
それによる体調不良などもあるかもしれません。
人間の環境の変化は人間のパートナーであるワンちゃんにも大きな影響を及ぼします。
ずっと飼い主様が家にいる!!あれ?またいなくなるの?
在宅ワークになり家にいることが多くなり、最初は喜んでいた愛犬たち。でも遊びたい欲求で昼寝ができず、だんだんと生活リズムを崩していく、、、
というのがワンちゃんが受ける初期のストレスです。
でも現時点で外出自粛が1月ほどになる現在では、その環境になれてきたワンちゃんも多いのではないでしょうか?
飼い主様がPCに向かっているときは遊んでくれないことを理解して、その隙に寝ていることができるようになったはずです。
ワンちゃんは環境の変化に弱いと別のコラムで書きましたが、もちろん弱いだけで変化に対応できないわけではありません。
しかし、新型コロナによる生活の変化は一時的なもので、近い将来(願いを込めて)この状況は改善されます。
私たちも以前のように出社しなければならなくなります。
その時愛犬はこう感じるはずです「ずっと一緒だったのに飼い主様がまたいなくなった!」
これはコロナ騒動が長引けば長引くほど反動が大きくなります。私は少なくないワンちゃんが分離不安の症状を示すのではないかと考えています。
今のうちに飼い主様と離れる練習を
外出自粛の中、なるべく外出機会を減らそうと、愛犬を含めみんな一緒にお出かけしたい飼い主様も多いのではないでしょうか?
こうすると本当にワンちゃんは24時間ずっと人といることになります。
そういった状況から、いきなり長時間の留守番をさせるのは変化の度合いが大きすぎます。
そこで、少しでもAfterコロナ後の環境を変化を小さくするために以下の対策をお取りください。
意識してお留守番をさせる
外出自粛のなかどこまでお勧めしてよいか迷いますが、買い物などの不要不急の外出を行う場合は、なるべく愛犬をお留守番させ、1人で家にいることが不安にならないように練習しておきましょう。
お散歩は帰宅後に改めて行きましょう。
散歩、ジョギングなどは外で他の人との距離を十分に取れば感染リスクは低いです。
犬の託児所に預ける
自宅近くにワンちゃんをフリースペースで預かってくれ、遊ばせたりしつけをしてくれる【犬の託児所】(犬の幼稚園、犬の保育園)があれば、これを機会に利用してみましょう。
「飼い主と離れていること」「他のワンちゃんとのコミュニケーション」ができるので、日常生活ではない刺激が得られて元の生活に戻る際の変化を小さくなります。
さいごに
この記事を書いている現在はコロナの感染者数は増えており、まだピークになっていないと言われています。
われわれの行動でこれから減少傾向になるのか、諸外国のように死者が増え続けてしまうのか全く分からない状況で
このような状況で、外出を進めるような記事を書いてよいのか迷いました。
ただ事情を理解できないワンちゃんたちは、この環境の変化で大きなストレスを負っていると考えています。
今は顕在化していないかもしれませんが、全てのワンちゃんが少なくないストレスを負っているはずです。
人もストレスを感じているこの状況で、ワンちゃんもストレスで問題行動が出てしまえばご家庭が険悪になってしまいます。
「飼い主様と愛犬のより良い生活をアシストする」ことが理念のデルタとしては、なんとか力になれればと想っています。