【デルタコラム第15回】ドッグトレーニング形式のそれぞれのメリット、デメリット ペットホテル ペットサロン デルタ

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ドッグトレーニングのイメージ

 

こんにちは。川崎市幸区にあるペットホテル&サロン デルタのオーナー佐々木です。

最近、新型コロナで外出制限がかかっていることもあり”リモート”ドッグトレーニングを開始しました。

トレーナーによるドッグトレーニングには、いくつかの方式がありそれぞれに良し悪しがあります。

よい機会ですので、それぞれのトレーニング方式によるメリット・デメリットをまとめてみようと思います。

 

ドッグトレーニングの方式:[訪問]・[預託]・[来店]・[遠隔]

ここでのドッグトレーニングの方式とは、罰を使うか、正の強化をするか、、などの手法のことでなく、トレーナー、飼い主様、ワンちゃんがどのような位置関係でトレーニングを実行するかを指しています。

大きく分けて4つの形態があるとおもいます。

それぞれの定義は以下のようになります。

[訪問]:トレーナーがお客様のご自宅に伺うトレーニング。

[預託]:ワンちゃんをトレーナーに預けるトレーニング。

[来店]:店舗やトレーニング施設にワンちゃんと飼い主様が出向いて行うトレーニング。

[遠隔]:テレビ電話などを用いたトレーニング。トレーナーと飼い主・ワンちゃんは別の場所にいる。

それぞれのどういうご家庭、ワンちゃんに適しているか、そのメリット、デメリットと合わせて解説します。

 

 

普段のワンちゃんの様子が見られる[訪問]

こんなご家庭・ワンちゃんにおススメ:問題行動がはっきりしており、数回~10回程度の受講で解決する見込みのあるワンちゃん。

[訪問]のトレーニングのメリットはワンちゃんの普段の様子が観察しやすいという点です。

例えば、チャイムの音に吠える、という問題を解決したい場合、問題行動の再現は自宅でないとできない場合がほとんどです。

ワンちゃんとしては、トレーナーという部外者がいるものの、普段通りの環境でトレーニングを受けることになるので、問題行動を把握しやすいという利点があります。

また、トレーナー、飼い主様、ワンちゃんがそろっているので、トレーナーが直接ワンちゃんを指導したり、飼い主様にしつけ方法をお教えすることも可能です。

他にも、飼い主様自身は移動の必要がないので、受講しやすいという利点もあります。

デメリットとしては、自宅に部外者がいることがストレスになるワンちゃんには向かない場合があること。定期的にトレーニングを行いたい場合は、トレーナーに何度も足を運んでもらう必要があるので、トレーナーさんが自宅近くにいない限りトレーニング以外の費用(交通費)がかかる場合が多いことです。

 

忙しい飼い主に[預託]

こんなご家庭・ワンちゃんにおススメ:緊急性の高い問題を抱えており早急な対処が必要な子。忙しくワンちゃんのトレーニングに時間を割けない飼い主様。

預託も多くの飼い主さんが利用していると感じるトレーニングです。

飼い主は預けているだけで、愛犬がトレーニングを受けられるので忙しい飼い主様にはぴったりです。

トレーナーさんについてみっちりしつけをしてもらうので、短期間で成長が見込める可能性がある手法です。

デメリットは、期間が大体は1週間~数か月になるので、愛犬が長い期間自宅にいなくなります。

費用もそれなりにかかります。

また、最大のデメリットは、飼い主としてのレベルアップが他のトレーニングに比べて低く、もどってきた当初は良いけどだんだんと手に負えなくなる、という事例があることです。

人間と同じで、環境が厳しく、しっかりしたものだと、本人の規律が守られますが、周りが甘やかしたり、規律を守らない人間だと怠けてしまいます。

その他にも、トレーニングを自分で見ることがほとんどできないので、初めのトレーナー選びがとても重要になります。

 

パピークラスなどのが有名[来店]

こんなご家庭・ワンちゃんにおススメ:社会化が必要な子。定期的に通える距離にお店があるご家庭。

[来店]方式のトレーニングは、トレーナー、飼い主様、ワンちゃんが同じ空間にいるという意味では[訪問]と同じですが、飼い主、ワンちゃんがお店に出向く点が違います。

メリットは、パピークラスのように、集団でのトレーニングを受講できることです。犬同士の社会化をしたい、ワンちゃんと仲良くさせたいなどの需要はこの方式で満たすことができるかもしれません。

また、お店に用意してある道具(アジリティ)も使えるので、幅広いトレーニングが受けられる場合もあります。

その他にも、集団でおこなったり、トレーナーさんの移動が最低限で済むので、[訪問]よりも費用が安くなる場合がほとんどです。

デメリットは、問題行動の相談をしたい場合、そのお店で問題行動が出ない場合があります。臆病な子だとそもそも初めての場所で縮こまってしまうということも。また、自分が定期的にいかなければならないので、近くに適したお店があることが条件になります。

 

意外なメリットもある[遠隔]

こんなご家庭・ワンちゃんにおススメ:自宅近くにトレーナーさんがいないご家庭。外が極端に苦手なワンちゃん。

一昔前は[遠隔]でトレーニングというのは、考えられなかったでしょう。

通信インフラや端末の性能が向上し、テレビ電話が安価に使えるようになり、だんだんとこの形式のトレーニングが増えてきています。

トレーナーさんとワンちゃんが離れた位置にいるので、コミュニケーションは取りづらくなりますが、[訪問]以上にワンちゃんが普段のリラックスした状態をトレーナーが確認でき、問題行動を正確に把握することができます。

なにより一番のメリットは、距離を考えなくてよいという点でしょう。

トレーニングは一回で終わるという事はめったになく、定期的にトレーナーさんの指導を受け、ステップごとの指導を受けることが重要です。

そのため、定期的に通える場所にある、ことが前述した3つの形式(特に[訪問][来店])には必要な条件となります。

一方で[遠隔]方式だと、どんなトレーナーさんのトレーニングも受けることができます。言葉の問題さえクリアできれば海外のトレーナーのトレーニングすら受けることができます。

交通費などが必要ないため、価格も安価であることがほとんどです。

デメリットは前述したように、対面式に比べてコミュニケーションがとりずらくなることと、トレーナーが直接愛犬を指導できない、という事が挙げられれます。

国土の広いアメリカなどでは有名トレーナーさんがウェブセミナーなどを頻繁に開いており、日本でもこの方式がより一般的になるのではないでしょうか?

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

トレーニングはトレーナーさん選びも重要ですが、実際に受講しようと思うと、これらの方式を考えざる負えません。

個人のトレーナーさんだと、複数の方式に対応してくれる場合も多く、自分のワンちゃんに合わせて、方式を選ぶのもよいでしょう。

訪問 預託 来店 遠隔
メリット

・ワンちゃんの普段の様子を観察できる。

・トレーナーが直接ワンちゃんと飼い主の指導をできる。

・飼い主が移動する必要がない。

・預けている期間はトレーナーに任せて置ける。

・短期間で成果が出やすい。

・店舗でしかできない経験ができる。(社会化、アジリティなど)

・訪問、預託に比べて費用が安い。

・トレーナーさんから直接指導を受けられる。

・[訪問]以上にワンちゃんの普段通りの姿を見てもらうことができる。

・安価、手軽な場合が多い。

・自宅から離れたトレーナーさんにも相談できる。

デメリット

・トレーナーの交通費がかかる場合が多い。

・近くのトレーナーにしか依頼できない。

・費用が高いことが多い。

・愛犬と離れ離れになる。

・帰宅後にしっかり対応しないと戻通りになる。

・いつもと違う環境で、効果的なトレーニングができない場合がある。

・コミュニケーションが円滑にできない場合がある。

・トレーナーからの直接的な指導がうけられない。

こんな子におすすめ

問題行動がはっきりしており、数回~10回程度の受講で解決する見込みのあるワンちゃん。

緊急性の高い問題を抱えており早急な対処が必要な子。忙しくワンちゃんのトレーニングに時間を割けない飼い主様。

社会化が必要な子。定期的に通える距離にお店があるご家庭。 自宅近くにトレーナーさんがいないご家庭。外が極端に苦手なワンちゃん。

 

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